はじめに
「行動を伴わない学びあいはただのじゃれあい。結果が伴わない行動はただの道楽。」この言葉は、私が尊敬してやまないある経営者の先輩から頂いた言葉です。
「明るい豊かな社会」の実現のために、私たち青年経済人・経営者はどのような行動をとるべきか。私は、そのヒントは第一に「自己研鑽」にあり、そして、個々の力が磨かれた先にある集団――すなわち、「帰属企業や自社の発展・成長」にこそ鍵があると考えます。一会社におけるお金の好循環は、やがて地域経済の好循環へと連鎖し、結果として地域・日本全体が潤うと信じています。
ただし、自己研鑽や企業の発展・成長は、決して容易なものではありません。ときには、これまでの人生で培ってきた価値観や固定概念を見直す必要もあります。 さらに、日々変化する外部環境に柔軟に対応し、常に新たな情報を取り入れて変化し続けなければ、たちまち時代に淘汰されてしまいます。
そこで、自身の視座を高めてくれるのがこの JC です。この団体には、様々な運動・活動を通じて、メンバーそれぞれが目的を達成できるだけの学びが山のようにあります。ただし、その学びは「本気」で得ようとしなければ、成果にはつながりません。
冒頭の言葉のように、JC の運動・活動を通じて「本気」で学びを得る。そしてそれを「本気」で自社に落とし込み、自社の発展・成長につなげる。このサイクルを実施しなければじゃれあいや道楽になってしまいます。簡単な道のりではないですが、ここでの経験が未来の自分・家族・会社・地域を変えると思うと、ワクワクしませんか?
JC のために JC をするのではなく、自分の人生そしてその周囲にいる人や環境の発展・成長・幸せのために JC をする。いかなる困難も乗り越えることができる「英知」、恐れず前へ進むための「勇気」、そして自身の目的に全力で向かう「情熱」を手に入れるために、今年度は思いっきり JC をしましょう。
先人への感謝
1961 年 3 月 3 日、高度経済成長期の真っただ中、地域の発展を願う若き挑戦者たちの手によって、ここ西脇市に全国 198 番目となる青年会議所が設立されました。
伝統産業である「播州織」の発展をはじめ、1300 年もの歴史を持つ和紙「杉原紙」、酒米の最高峰「山田錦」など、豊かな自然と歴史・文化に恵まれたこの地を守り、受け継いできたのは、他でもない先人たちの想いと行動の積み重ねです。
設立以来、数えきれないほどの先輩諸兄姉が、それぞれの時代に、それぞれの使命と情熱を胸に、この青年会議所のバトンをつなぎ続けてくださいました。
受け継がれてきた情熱と志に、心からの敬意と感謝を捧げたいと思います。そして今、私たち現役世代がその想いを胸に、次の時代を切り拓いていく責任を強く感じています。未来を託された者として、そのバトンを確かに繋ぐ覚悟を、この節目の年にこそ示さなければなりません。その決意と感謝をかたちにする場として――65 周年記念式典を盛大に執
り行います。
現役メンバーの中に、周年事業を経験した者は一人もいません。まさにすべてが未知の世界ではありますが、だからこそ、私たちは失敗を恐れず、「本気」で果敢に挑戦していきます。その挑戦の中でこそ、組織としての力、そして一人ひとりの実行力が磨かれ、メンバー全員がリーダーとして大きく成長できる事業になると信じています。
リーダーの育成の場となるために
人口減少がますます進む現代において西脇市民の減少とともにこの西脇青年会議所でも会員の減少に拍車がかかっています。これは西脇青年会議所のみならず、他 LOM そして各企業にとっても人材が不足するという、今日本が抱える大きな社会問題と紐づいているところがあるのではないかと考えます。
ただ、この現状に嘆いているだけでは何も変化は起きません。今こそ西脇青年会議所の会員拡大に必要なのは「拡大理念」です。なぜ西脇青年会議所で活動しなければいけないのか。活動することで何を得ることができるのかを明確にする必要があります。
先述のように、地場企業の好循環は地域の活性化に繋がります。我々の活動エリアである西脇・多可・加東には約 1500 の株式会社に加え、その他多数の事業体、各種団体がございます。そんな地域に影響を及ぼし得る組織団体、または個人のうち一人でも多くの青年経済人がこの団体で「本気」で学びを得ることができれば、必ずこの地域は発展します。
また、新入会員のフォローアップ研修を通じて JC としての組織のあり方を理解することで、新入会員含む会員全員が各々の役割を理解し主体的に動くことで組織の推進力を加速させることができます。
会員拡大は、すべてのメンバーに与えられた大切な職務です。そしてこの経験は、必ず自社での人材採用や組織づくりにも活かされていきます。メンバーが一人増えるごとに、まちは少しずつ元気になっていく。私たちは、人が集うことこそが地域の未来を照らす力になると信じています。西脇青年会議所で活動することが、自社の発展・成長につながるというイメージを、「本気」で共有・実感できる組織へ。その意識を持つことが、継続的な会員拡大の原動力になると確信しています。
強い組織と情報発信力
必ずしも人数が多い団体・企業が強い組織を持っているとは限りません。強い組織とは組織全体で目的がしっかり共有されており目的達成のために効果的な行動が実行されていることだと考えます。そのためには会議等、目的共有の場が定期的に行われていることが重要だと思います。
JC においては理事会・例会がそれに当たります。特に例会に関しては月に一度唯一メンバー全員が集まることの出来る貴重な場となりますので、事前準備をしっかり行い締まりある例会を実施することで強い組織へと成長できると信じています。
また、昨今の SNS の力はテレビや新聞、ラジオといったオールドメディアの影響力を上回りつつあります。綿密に計画した事業や運動を発信することで地域の魅力をたくさんの人に知ってもらうことができると共に、西脇青年会議所が地域にとって必要な存在であることを地域の方々に知っていただくチャンスでもあります。
さらに、人脈を広げることができるのもこの団体における一つの利点です。業種や所属は違えど同じ目的に向かう同志と切磋琢磨し情報を共有し合うことでリーダーとしての資質向上、自社の発展・成長に大いに活かすことができます。今年度は4JC 合同例会初の西脇開催です。まずは西脇青年会議所の組織力を発揮し、他3JC 様へのおもてなしと設えを本気で行うこと。そして、参加した全員がその場から使える自社の発展・成長に向けたヒントが得られるような例会を目指します。
「強い組織×情報発信力」で信頼と共感を創造し、周囲を巻き込む影響力を身に付けることで、これまで以上に西脇青年会議所としての存在価値は確実に高まってきます。
結びに
我々西脇青年会議所は、会員減少という深刻な課題に直面しており、LOM 存続の危機にあると言っても過言ではありません。
だからこそこの逆境を本気で乗り越えた先には、新たな西脇青年会議所の姿、自己の成長そして各自の企業・地域の明るい未来が必ず見えてくると確信しています。
その先にある地域の姿は、これまでとは異なる形での地場産業の発展や、地域特産品の知名度向上、新たな観光資源の創出など、今の子どもたちが誇りに思えるような地域になっているはずです。
何かを成し遂げるうえで最も大切なのは、「どれだけ本気でその課題に向き合えるかという姿勢です。その“本気”が、困難を突破し、可能性を拓く原動力となります。
2026 年の年末には、JC 活動を通じてメンバー全員がリーダーとしての資質に磨きをかけ、個々あるいは自社が掲げる目標が達成出来ている。そんな姿をゴールに掲げ、今年度をやり切りましょう !
- 基本方針
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明るく、元気に、前向きに!
- 行動指針
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JC活動における全てに目的をもちましょう!
素直な心を持ちましょう!
「本気」で学び、「本気」で自社の発展・成長に活かしましょう!
ポジティブ発言で周りにいい影響を!
セレモニーは元気よく!
提出期限を守ろう!
メリハリをつけましょう! - 定量目標
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会員拡大10名
- 定性目標
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JC活動を通して全員が自社の将来に対する目標を明確化できること
2026年度LOMスローガン
【本気】
