理事長所信

理事長所信/2017年度


一般社団法人西脇青年会議所
第57代理事長 朝井崇雅

はじめに

1951年公益社団法人日本青年会議所は誕生し、10年後の1961年私たち西脇・多可の地域にも「明るい豊かな社会の実現」の志をもった先輩諸兄によって日本で198番目の青年会議所が設立されました。以来55年余その運動と志は連綿と受け継がれ現在に至ります。しかしながらその中で全国各地でメンバー数や青年会議所数は減少の一途を辿り、西脇青年会議所も例外ではありません。今までにないメンバー数と組織の運営でのスタートとなります。私たちを取り巻く環境は自分達が思っている以上のスピードで変化をしています。私たちもその中で変えていく事、変えてはいけない事、JCだからこそ出来る事、そして「明るい豊かな社会の実現」に向けて、今一度考え、見極め、そして実践していかなくてはなりません。

家族や会社とも語らおう

あなたはJCの例会や委員会に出る時に会社や家族にどう言って出てきていますか。「行かなしゃあないねん」、「言われてるからしゃあないねん」というような台詞を残して出てきていませんか。それでは会社も家族もきっと「そんな嫌なら辞めたらいいのに。行かなくていいのに」と思うでしょう。そうではなくて「今日はこんな内容で例会勉強してくるわ」とか「昨日の例会はこんな講師と講演内容だったのでこういう形で会社にも活かせると思うわ」と家族や社員さんに出る前や帰ってきてから話してみてください。そうすると少しずつですが周りの理解や反応も変わってくると思います。私たちは一人でJC活動をしているのではありません。家族や会社の理解・バックアップがあってこそこの組織での活動に参加できているのです。

頼まれ事は試され事

JC活動をしているとメンバーや周りからいろいろな相談や頼み事をされることがあると思います。ましてや来年はメンバー数の減少により今までにないやり方や進め方で西脇青年会議所という組織を一年間運営することになります。そんな時誰かから頼まれたら出来ない理由を並べるのではなくて自分の今置かれている環境でどうやったら達成可能かを考えてみてください。そしてそれをやってみよう、挑戦してみようという勇気を持ってください。あなたを一回り成長させてくれるチャンスです。失敗しても良いんです、JCは失敗が許される場所です。失敗しても経験が残ります。

それぞれの資質向上を

私は「縁」という言葉が好きです。「縁」は自分を成長させてくれる出会いであったり、次のステップへ進むためのチャンスと私は考えています。そういった「縁」がJCにはたくさんあり、またそういった機会を得ることができます。でも自分が意識してアンテナを張っていなかったり、自分がそのチャンスを受け入れる体制や状態でないとそういった「縁」は気付かないうちに目の前を通り過ぎてしまっていたり、得る事が出来ないまま終わってしまいます。JCは単年度制であり毎年置かれている立場や役職も違えば取り組む方向性も違います。その中で各々が取り組むべき職務を考え、アンテナを張り、自分をレベルアップさせてくれる「縁」を最大限に得れるよう、そして活かせるよう行動しましょう。

一生もんの仲間を

数年前私が委員長で公開例会をした時に会場が入会候補者や一般参加の方で埋まりました。当時のメンバーみんなが走り回り、チラシを撒き、Facebookで情報交換をしてみんなが参加者を集めてくれました。会場の光景を見た時、人前ですが泣きそうになりました。本当にJCやっていて良かったと思いました。逆にその時助けてくれた人達が困っている時は自分に出来る事なら何でもしようと思いました。そんなお互いどんな立場になっても助け合える、そして何でも腹を割って話し合える、そして助け合える仲間を沢山作ってください。そして、それをLOM内に留めず近隣LOMや兵庫県内そして全国にも広げていってください。一生もんの「縁」(=仲間)を得られる場所、それがJCです。

時代に即した組織運営を

私はJC活動の基本且つ一番重要なのは委員会であると考えます。2017年度はその委員会が従来までとは違った形での運営となります。違和感があるかもしれませんし今までと同じようにいかないかもしれません。これは組織の「後退」のように見えるかもしれませんがそうではありません。少ないメンバーでも組織を運営していく新しい「挑戦」だと考えています。各委員会一枚岩となって例会・事業に取り組んでください。より良いものにするために遠慮はいりません。役職や年齢も関係ありません。とことんまで議論してください。そして他のメンバーの違った角度からの考え方や物の見方にどんどん触れてください。これもJCの醍醐味です。そしてその熱い想いで作られた計画書こそが活発な理事会を生み、素晴らしい例会や事業になり、ひいてはこのまちの為に繋がるのです。

会員拡大

2017年度もこれが最大の課題となります。2017年度は20名を割ってのでのスタートとなります。今までにないメンバー数ですがデメリットばかりではありません。委員会同士の連携や意見交換もやりやすいですし、個々のメンバーが頑張っている姿も確認しやすいと思います。前を向いて目の前の活動に一つ一つ積極的に取り組んでいきましょう。魅力のない組織に人は入ってくれません。入会候補者やその会社からも入会したい、入って勉強させてやってほしいと思えるような組織や人間に成長していきましょう。またメンバー自身も入会候補者や周りに入会して学んだ事、成長した点、素晴らしい仲間ができる事などをどんどん伝えていってください。それが会員拡大活動の最初の一歩であり一番効果のある広報活動でもあります。一緒に悩み、喜び、切磋琢磨しあえる「縁」(=仲間)をどんどん増やしていきましょう。

最後に

あなたにとってJCとは西脇青年会議所とはなんですか?自分のプライベートや仕事の時間を奪うめんどくさいだけの存在ですか?自分から入会した、知ってる人から誘われた、半ば強制で入らざるをえなかった。理由は人それぞれだと思います。しかしながら入会して今に至っているという事は何かしら組織に魅力なりメリットを感じているからだと思います。まだそれを見つけることができていない人はそれを探す一年にしてください。仕事や家族との貴重な時間を割いてきているのですからそれを最大限に活かしてみようという考え方に変える一年にしてください。それを見つけている人は他の魅力を探したりどんどん周りに語ってあげてください。メンバー一人一人がそういった「縁」を得る事が出来、成長できる一年になるよう私も先頭に立って頑張ります。一年間共に頑張りましょう。宜しくお願いします。

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2017年度 5月例会

異業種交流例会

開催日時 2017年5月21日(日)
15:40開会
開催場所 カネマツ青果㈱ 東駐車場
内  容 BBQをしながらの交流会を行います。 ※一般公開
担  当 資質向上委員会
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