[未来への年表著者 河合雅司氏 講演会 人口減少日本でこれから起きること レポート]

6月13日(水)19:00から、西脇市経済センタービル2Fにて、この西脇・多可の少子高齢化による未来を知り、打ち破る為にベストセラー「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」の著者であるジャーナリスト河合雅司氏を招き講演会を開催しました。

会場は西脇多可の市長と前町長を筆頭に行政・福祉に係る方々・近隣の市町の経営者一般の方々、百数十人を迎え中高年の方が7割程度を締めほぼ満席状態で始まりました。

 西脇青年会議所の笹倉理事長がまず開会の挨拶で西脇多可の未来を20代~30代の会員で作ろうとしていますという旨の演説をし、締めに大声で「未来を創るのは僕たちだ!」と発しました。スベリ倒したという意見が多かったですが、私の目にはすごい誇らしく映りました。

河合氏が大きな拍手の中、登壇してまず話されたのは
「これから西脇多可にとってはとても嫌な話をすることになります。いま日本は激変期を迎えています。私は変わる意志をもって、挑むために未来のためにどうしたらいいのかというヒントを与えたいという話をしたい。変わるのはいましかありません。」ということでした。

人口減少の推移(毎年岐阜市の人口ぐらいが減っている)、出産年齢の女性が減少による深刻な出生数の減少、西脇市の人口の推移、高齢化社会問題の本質(高齢者の3分の1が80才以上、一人暮らし増加、貧困層の増加)によってこの先に起きるであろう問題。例えばこの先、ネットでモノを頼んでもモノが届かない時代が来ます。日本が採ろうとしている労働力不足対策(外国人労働者、AIロボット、一億総活躍社会)も重要だか切り札にはなりません。日本には外国人労働者が来て頂けるようなメリットがあるのでしょうか、80代以上の高齢者が活躍できるのでしょうか。

河合氏は私たちの想像を超えた深刻な問題について説明されました。会場の方々も、深刻な顔をしてメモなどを取りながら聞き入られていました。あまりにも悲惨な未来のせいか、俯いてる方もちらほらいました。

講演会の後半に河合氏は私たちに未来の選択肢「小さくとも豊かな国へ」と訴えられました。

「戦略的に人口減少を迎えよう。拠点型国家としてこの地域を作り上げていきます。一人一人の生産性をあげるのは限界があります、だから地域としてチームとして生産性をあげることです。大事なのは日本、世界に自分たちの地域はどういう風に役に立てるのかを見つめ直し推進していきましょう。高齢者の方には魅力的、機能的、効率的な住居を提供し、よりコンパクトでスマートな社会をつくっていくことです」

「必要なのはこれから変わるんだという意志、10年後の西脇多可は全く違う地域になることということを受け入れる覚悟が必要なのです。今の豊かさを無くすと二度と帰ってこない。変わる勇気を持つことが極めて大事です。」

冷静かつ情熱的に語られました。後半の会場の方々は前を向き始め、確実に何かが変わるような空気を感じ、講演会は終わりました。

皆さまが退場されているときに西脇市長に私が「市長、お願いしますよ!」と声をかけたら、「こらっ!みんなで解決せなあかんのや!」と激を入れられたのはすごく痺れました。その通りだと思います。

私たち西脇青年会議所もこれからの時代を迎えるためにきっと変わらなくてはいけないのでしょう。僕たちの役割というものをもう一度見つめ直し、会員数が少なくなっても、その役割を達成するために必要なことだけは、覚悟と意志を持って続けていきたいです。