はじめに
『心地の悪い場所に身を投じる事により、新しい扉をひらけ』
この言葉は、以前勤めていた会社の上司に言われた言葉です。
人は、いつも自分の居心地の良い場所に留まろうとします。これは至極当たり前の事で、各種ある団体を選ぶときや、友人関係を作るときでも、同じ考え方や感覚の人たちが集う方が居心地が良く留まることは簡単です。
しかし、居心地の良い場所には、『新しい発見』『刺激』『多様な考え方』を得るには、物足りなさを感じる側面もあり、それは自分自身の成長の妨げになることもあります。
昨今の日本情勢・世界情勢をみると、円安や物価高、少子化、地震や自然災害、消滅可能性都市、各国間の戦争や紛争と、暗いニュースが多く不安に煽られることも多々あります。しかし、そんな中でも私たちは生きていかないといけません。こんな不安定情勢だからと、何かのせい、誰かのせいにするのではなく、自分自身が『成長』し変えていく力を育てることが何よりも重要になってきていると感じています。 自分・仲間・地域の3方向が、現状よりもさらに成長できる方法を目指して、私たちのJC 20
運動がはじまり、新しい扉をひらいていきましょう。
西脇青年会議所として成長
西脇青年会議所としても、より成長できる年にしていきます。2025年度は、3つの事を成長させていきます。
まずは、参加している全ての方の『思考力・発言力・傾聴力』を成長させていきます。ここで指す『思考力・発言力・傾聴力』とは、自らの考えやアイデアを創出する力とその思考力で想像した想いなどをしっかりと理解してもらえる言い方や内容で伝える力、そして意見をしっかり聞き取る力です。主観で感じたことをしっかりと意見として持ち、自分の言葉で相手に伝えるという事です。忖度や指示待ちの受け手思考ではなく、自ら考えている事をしっかりと口に出し、一つの意見として伝える力を養っていき、またそれに対する意見を頂いた時には、フラットに聞き入れましょう。
そして、『メンバー拡大』です。これは、メンバー数が少ないから拡大が必要なのではなく、多様性の時代を生き抜くためにも、一つでも多くの考えを取り入れ、共有することが、さらなる西脇青年会議所の発展につながると信じております。それは、先輩方からバトンを受け継いできた今の西脇青年会議所の想いを、更に繋いでいくことになります。メンバーの拡大により、多様なメンバー世代が、自らの意見を議論し吸収しあうことで、幅広い世代との調和を創出し、これからの世代にも良き影響をもたらすことが可能となります。
さらに、『おもいやり』です。私たちは、全メンバーがそれぞれ社業をしながらJC活動に取り組んでいます。誰かに負担が偏った団体運営では、持続可能性に欠けると感じております。メンバーが少ない現状だからこそ、委員長、副理事長に一任するのではなく、全てのメンバーが当事者意識をもって議論を交わし、お互いにカバーできる体制を作り上げることが、団体運営には重要になってきます。
上記の3つを成長させた先には、他が為に行動できる人財が育ち、成長を実感できる環境が満ちた組織になっていると確信しております。
One Teamとしての取り組み
2025年度は、全メンバーが成長できたと実感できるようにします。
まずは、メンバーそれぞれにリーダーシップを発揮する機会を提供していきたいと考えます。JC活動を通じて、大きく成長できる部分の一つに事業構築があります。2025年度は、各メンバーが担当となり、地域課題・LOM課題の解決に尽力できる機会を提供し、様々な分野で課題解決できる人財に成長していきます。
そして、議論や答弁の機会を増やし、熟成された議案構築ができるようにします。担当委員だけで検討・議論するのではなく、全メンバーで考え・意見を出すことにより、自分自身の長所・短所や他のメンバーの考えや意見を知ることで、より多くの意見を吸収し、自分自身がどうしたいのかを明確化することができます。その経験が増すことで、長所はより伸ばされ短所はどう補うか考えることで、議案内容や自分自身がリーダーとして成長していきます。
さらに、調和の精神を育みます。JC活動をおこなう中で、社業・家庭とのバランスが偏ってしまうケースがでてくるかもしれません。そんな時に、メンバーの異変に気付きおせっかいをしてしまうような、おもいやりの心を持って活動していきましょう。様々な縁から、共に運動をおこそうと、西脇青年会議所に集まったメンバー同士です。また同じ地域で活動する社会人でもあります。人間ひとりができることは限りがあります。だからこそ、明るい豊かな社会の実現の為に、メンバー同士がおもいやりや協調性をもって活動していくことは、今後の地域、人、メンバーに大きな影響を与えることになり、メンバー自身はさらなる人間力を養い魅力的な人財になっていきます。
また、地元自慢ができるまちづくりを実施します。まずは、西脇・多可町が存在する北は
りま地域の特性を再認識していきます。そして、その地域の魅力をこの地域に住む人たちと共有できる機会を、共に議論していきます。さらに、その魅力を多くの方たちに届ける機会を地域の方々と創出し、地域外の人たちに、胸をはって語れるようになることを目指しましょう。
結びに
2025年度は、メンバー一人ひとりが、主体的に行動し、自己実現を達成できる人財に成長できたと実感できる一年にします。この成長ができたことで、より多くのメンバーが集い、多様な考え方や意見が集まる組織となり、地域や未来ある子どもたちにも、よりよい影響をあたえることになります。一人ひとりが信じ、行動し、地域や地元で良き影響力をもたらせるリーダーになる事を目指し、友と共に、切磋琢磨できる1年にしていきましょう。
- 基本方針
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自己利益にとらわれず、GIVEの精神をもとう
- 行動指針
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全方面で成長を実感できる考え方をもとう
全メンバーで共に切磋琢磨しよう
損得勘定での行動を見直そう
メリハリを楽しもう
出来ない理由を探さず、出来る方法を考えよう
苦しい時、うれしい時は、共有しよう
日々を無駄に過ごさず、1分も無駄にせずベスト尽くす
ネガティブ発言より、ポジティブ発言
2025年度LOMスローガン
ALL FOR ONE 〜みんながひとつのために〜
